トライアスロンのスイム練習其の壱では、完泳出来る様になる方法を紹介しました。
全く泳げない状態からでも2~3か月あれば、制限時間内に泳ぎ切れるレベルの泳力は備わります。
一般的なショートディスタンスでのスイム制限時間は大体50分~60分。
50mを90秒ペースで泳いだとして、45分で1500mです。
スイム完泳の目安は50m90秒ほどのペースなのです。
ただトライアスロンはスイム、バイク、ランの3種目を連続して行うスポーツ。
後の2種目の為にもスイムでタイムの貯金をしておきたいものです。
距離を泳げるようになった後はぜひスピード練習に取り組んでみて下さい。
スイムを速くする練習方法
スイム練習で遠泳ばかりしていませんか?
トライアスロンのスイムはオープンウォータースイミングなので、競泳よりかなり長い距離を泳ぎます。
なので普段の練習もひたすら長い距離を泳ぐ。これは間違いです。
どれだけ長い距離を泳いだとしても速くはなりません。
マラソンに例えるとLSDをやってるにすぎないので速くはならないのですね。
今までより速く泳ぐ為にスピード練習を行いましょう。
スイムのスピード練習とは?
スイムにおけるスピード練習といっても何も難しいことはありません。
比較的短い距離をキツイペースで泳ぐ練習です。
ランニングでいうインターバルトレーニングですね。
レースペースが50m90秒なら、50mを80秒とか85秒で泳ぐ。これを何本か繰り返します。
具体的にはサークルと言って時計を見ながら行います。(プールには大体大きな時計が設置してあります)
「50m1分40秒サークル10本」とすれば、50mを85秒で泳いで15秒休んでまた泳ぐ。
これを10回繰り返す。そんな練習です。80秒で泳いだら20秒休めるわけです。
もちろん50mじゃなく25mや100mでも構いません。
大事なのはレースペース以上のハードなペースで泳ぐこと。
こういう練習を繰り返し行っていると50m90秒ペースでしか泳げなかった人も85秒ペースで泳げるようになります。
85秒ペースで泳げるようになったら、「50m1分30秒サークル」にして50mを75秒で泳ぐ練習に切り替えます。
そうです。スピード練習に終わりはないのです(笑)
私が普段行ってる練習
私はトライアスロンの1500mなら大体25分程度の泳力です。
小さなトライアスロン大会なら、そこそこ速いレベルですがトップレベルではありません。
そんなレベルの私が行ってる練習はこんな感じです。
(ちゃんと競泳してた人が見たら笑われるかもですが)
練習時間50分~55分くらい
アップ、200m (ペースは考えない)
キック、2分30秒サークル100m3本(100m2分10秒前後のペース)
プル、1分50秒サークル100m3本 (100m1分30秒前後のペース)
スイム1、1分45秒サークル100m10本 (100m1分25秒前後のペース)
スイム2、1分サークル50m10本 (50m40秒前後のペース)
ダウン、200m
合計2500m
こんな感じです。全てクロールで泳いでます。
そしてこんな練習を市民プールでやってたら周りから浮きます(笑)
泳いでるコースに人が入って来なくなることもあります(笑)
皆さん強いメンタルをもってスピード練習に取り組んでみて下さい。
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